毎日使う洗面台の鏡や、リビングの窓ガラス。
「ちょっとくすんできたから、今日は念入りに掃除しよう」と思ってゴシゴシ磨いていたら──
- 白く曇ってきた
- 細かい線キズが増えた
- さっきより汚く見える…
こんな経験はありませんか?
SNSや動画では、メラミンスポンジやクレンザー、ポリッシャーなどを使った「鏡の傷消し」「ガラス掃除」の裏ワザがたくさん紹介されていますが、やり方を間違えると取り返しのつかない傷や白濁の原因になることも少なくありません。
この記事では、大阪・愛知を中心にガラス再生研磨を手がけるA-Shineが、
「自分で鏡・ガラスの傷消しをするときのNG行為」と「家庭でできる安全な掃除の目安」をまとめました。
- これから鏡を念入りに掃除したい方
- すでに「やりすぎたかも…」と不安な方
どちらの方にも役に立つ内容になっていますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
鏡・ガラスを傷つけやすいNG掃除道具
まずは、鏡・ガラス相手には要注意な代表的な道具・洗剤から整理しておきましょう。
1. メラミンスポンジ(激落ちくん等)
メラミンスポンジは「消しゴムみたいに汚れが落ちる」と人気ですが、
仕組みとしては細かいヤスリで表面を削っているのと同じです。
- 水垢や石鹸カス → ある程度は落ちる
- 代わりにガラス表面に無数の細かい擦り傷が入る
- 何度も擦ると、白くくもったような見た目になる
特に浴室鏡・洗面台の鏡は、防曇コートや特殊コーティングがされていることも多く、メラミンスポンジで強く擦るとコーティングごと削り落としてしまうことがあります。

「汚れが落ちた気がするけど、前より白くモヤっとした…」
という場合、コートやガラス表面が削られている可能性があります。
▶︎基本スタンス:鏡・ガラスにメラミンスポンジは“最後の手段”どころか、基本NG。
ガラスをメラミンスポンジでこすった結果、
無数の傷が入ってしまったガラスを再生した事例の紹介はこちら⇩
2. クレンザー・研磨剤入り洗剤
シンクや鍋磨きでおなじみのクレンザーも、鏡・ガラスには要注意です。
- 粉末タイプのクレンザー
- 「水回り用」「浴室用」の研磨剤入りクリーナー
- 研磨粒子入りのペースト状クリーナー
これらは研磨粒子で汚れを削り落とすタイプの洗剤です。
ステンレスや陶器には有効な場面もありますが、鏡やガラスでは…
- 目には見えない細かなキズが増える
- コーティングを傷めて、かえって汚れが付きやすくなる
というリスクがあります。
どうしても使う場合は、
- 「鏡・ガラス使用可」と明記された商品に限定
- やわらかいスポンジで、力を入れず優しく
- 目立たない隅でテストしてから
といった使い方にとどめましょう。
3. ポリッシャー・電動工具
今回の施工事例のように、
ポリッシャー(電動の研磨機)で鏡を磨いて傷だらけになってしまうケースも少なくありません。
DIY動画などでは「ポリッシャーでガラスをピカピカに」といった内容もありますが、
- ガラス用の専用パッド・専用コンパウンドが必要
- 回転数・荷重・角度を間違えると、
→ 一瞬で深い研磨キズが入る
→ ガラスが歪んで映りがゆがむ
→ 最悪、割れる・欠ける
といったリスクが高く、プロでも慎重に扱う機材です。

▶︎家庭用ポリッシャーでの鏡・ガラス研磨は基本NG。
表面を削る作業は、ガラス再生研磨のような専門技術の領域と考えてください。
4. 金属たわし・紙やすり・カッターの刃
- ステンレススポンジ(銀色の「たわし」)
- サンドペーパー(紙やすり)
- 付着物を剥がすためのカッターの刃
も、ガラスには厳禁です。
一度深く削ってしまった部分は、
その周辺一帯を同じレベルまで削り揃えないと「平ら」にできません。
これは、もはや一般のご家庭でできるレベルではなく、
「ガラスを再生研磨で削って磨き直す」という専門作業になります。
素材別「やっていい掃除」と「やめておくべき掃除」
「じゃあ結局、何ならOKなの?」という疑問に答えるために、
家庭でできる“安全寄り”の掃除の目安を整理しておきます。
洗面台の鏡・浴室鏡の場合
やっていいこと
- 中性のガラスクリーナー+やわらかい布(マイクロファイバー等)
- クエン酸スプレー+キッチンペーパー&ラップでパック(※軽い水垢向け)
- シャワー後に水滴を拭き取る(ウロコ予防)
注意しながらならOK
- 重曹水(粉のまま使わず、しっかり溶かす)
- 「鏡・ガラス対応」と明記のあるクリーナー(軽い力で)
避けた方がよいこと
- メラミンスポンジでゴシゴシ
- クレンザー(粉)、研磨パッド
- 正体不明の「強力酸性洗剤」を対策なく使う
- ポリッシャー・電動ドリル+研磨パッド
特に防曇コート付きの鏡は、
研磨系の掃除=コーティング剥離につながります。
室内の窓ガラス・掃き出し窓の場合
やっていいこと
- 中性洗剤を薄めた水+やわらかいスポンジ
- 市販のガラスクリーナー+スクイジー
- 乾いたマイクロファイバークロスでの仕上げ拭き
避けたいこと
- 砂・ホコリがついたまま、乾いた布でゴシゴシ擦る(砂がヤスリに)
- 金属ヘラでシール剥がし(ガラスをえぐる)
- メラミンスポンジで広範囲を擦る
ガラス表面に砂がついたまま擦ると、
砂粒が研磨粒子になってしまい、微細な線キズだらけになります。
すでに傷が付いてしまったときの考え方
もし、
- 指で触ると、爪が引っかかる
- 明かりにかざすと、はっきり線が見える
- 白くモヤッと曇り、いくら拭いても変わらない
という状態なら、「汚れ」ではなく「ガラスそのものが削れている」可能性が高いです。
その場合、
家庭でできるのは、あくまで「これ以上傷を増やさないようにする」ことまで。
さらに研磨剤やポリッシャーで削ろうとすると、
- 傷の“溝”を消すために、周囲のガラスも同じ深さまで削る必要がある
- 結果として、全体をかなりの量削る作業になってしまう
これは、ガラス再生研磨のようなプロの作業領域です。
プロに相談した方がいいサイン
次のような状況なら、
一度ガラス専門業者に相談してみることをおすすめします。
- 深い傷が複数あり、照明に当てると目立つ
- メラミンスポンジ・クレンザーで白く曇ってしまった
- 酸性洗剤を使った後から、一部分だけ白濁している
- 洗面台一体型の鏡など、「交換するとかなり高そう」なもの
A-Shineでも、
- 「掃除で失敗してから調べました」
- 「交換しかないと思っていたけど、研磨で直って助かった」
というご相談がとても多いです。
無理に自分で削り進めてしまう前に、状態の写真を撮って相談していただく方が、
結果的に費用を抑えられるケースも多くあります。
まずはお気軽にLINEで、ガラスの状態がわかるお写真を送っていただき、ご相談ください!
A-Shineのようなガラス専門業者に任せるときの安心材料
「業者に頼むと高そう」「本当にきれいになるの?」と不安に感じる方も多いと思います。
A-Shineの場合になりますが、
ガラス専門業者に相談する際の一つの目安として、参考になるポイントを挙げておきます。
- 大阪・愛知を中心に、年間120件超のガラス再生研磨施工
- 管理会社や施設からの直請けが中心 → 中間マージンがなく、
大手会社のガラス研磨サービスと比較し、トータルで約30%前後のコストダウンになるケースも - 2024年度の仕上がり満足度98.6%/クレーム0件
- 第三者賠償責任保険 1億円加入で、万が一の破損にも備え
「絶対にウチに」という意味ではなく、
こうした情報を開示している業者であれば、
技術だけでなく安全性や万が一への備えも含めて任せやすいと思います。
お問い合わせはこちらから
まとめ|削る前に、一度立ち止まるのがおすすめです
- メラミンスポンジ・クレンザー・ポリッシャーなどは、
鏡・ガラスにとっては“削る道具”であり、使い方次第では取り返しのつかない傷の原因になる - 洗面台や浴室の鏡には、防曇コートなどの見えないコーティングがされていることも多く、
強い研磨はコート剥離につながる - 家庭での掃除は、中性洗剤+やわらかい布を基本に、「まずは汚れを落とす範囲」にとどめる
- 「もう傷になっているかも?」と感じたら、
それ以上削る前にガラス再生研磨のプロへ相談するのがおすすめ
鏡やガラスは、一度深く削ってしまうと元に戻すことができません。
だからこそ、「念入り掃除」の前に、やっていいこと・ダメなことを知っておくことが、
いちばんの節約であり、いちばんの安心につながります。
「これは自分でやって大丈夫?」「この傷、直るかな?」と迷ったときは、
写真を撮って、簡単なご相談だけでも大丈夫です。
大阪・愛知を中心に、全国からのご相談にも対応していますので、
無理に削ってしまう前に、一度お気軽にお問い合わせください。


